のど越しが良く、カロリー控えめなどを宣伝し、汗で失われた成分を補うなど付加価値を付けています。
このような宣伝から、一般的に身体に良いと考えられていますね。
最近では小学生の約半分がよく飲む飲み物としてこのスポーツドリンクを挙げていることが調査の結果で分かっています。
しかし、もともとイオンノ飲料は、ナトリウムやカリウムなどのイオン質(電解質)を含んだ水に、加糖して飲みやすくしたドリンクなんです。
風邪をひいて、ご飯が食べられないときや、下痢で軽い脱水症状を起こしている時に医師から勧められたことはありませんか?
このように、成分としては点滴に近いものなんですね。
しかし、病気が治まり脱水症状が改善した後は、通常の食欲があるにもかかわらず日常的に飲むと、体液のイオン(電解質)が増えすぎてしまい、かえってのどが渇くといった原因にもなりかねません。
そこで、イオン飲料をたえず口にしていると、甘みやのど越しの良さで習慣化してしまうのです。
結果、日常的にイオン飲料のような甘いドリンクを飲んでいると、肥満や食欲不振などを起こしてしまいます。
子供の1日の砂糖必要量は約10g。
500mlのイオン飲料のペットボトルには、20〜30gもの糖分が含まれています。
ご飯や麺類などの糖質に比べ、素早く吸収されるため、血糖値を乱し身体に負担をかける場合もあります。
スポーツドリンクのような甘い飲み物は、必要に応じて上手に取り入れ、のどが渇いたときは、水かお茶で水分補給をするように心掛けましょう。